人生初、1人で海外に行った時の話2
さて、前回の記事の続きである。
様々なピンチを乗り越え、無事に飛行機乗り込むことができた。
飛行機は隣の席が空いていた為、かなりゆったり過ごせた。
機内食も出たが、あまり美味しくはなかった。
フィリピンのセブ島まで、5時間半。
朝の高速バスでぐっすり寝たはずが、気づいたら飛行機でも熟睡していた。
起きると着陸30分前。
窓から外を見ると、フィリピンの街並みが広がっていた。
飛行機に乗るのは初めてではないし、着陸に恐怖心を持ったこともない。
ただ、1人でいるということが恐怖心を煽った。
着陸までの30分間は、ある曲をひたすらリピートして聴いていた。
ジブリ映画、千と千尋の神隠しで使われていた、『いのちの名前』と言う曲である。
不思議とその曲を聞くと恐怖心が和らぎ、リラックスできたのだ。
着陸の際は、今までにないくらい揺れたが、無事に辿り着くことができた。
残る問題は、友人と合流できるかということだけだ。
とりあえず飛行機を降り、預けていたスーツケースを受け取り、すぐにWi-Fiの設定をした。
入国審査を受け、友人に着いたよというLINEを入れた。
すぐに返事はきて、空港の外に待っていてくれているらしい。
無事、入国手続きを終え、フィリピンに辿り着いた。
空港を出ると、フィリピンに来たんだと実感した。
日本とは聞こえてくる音が違う。
話し声だとかそういうのではなく、生活音というか、車の音や雰囲気が、もうフィリピンだった。
しばらく待っていると友人が現れた。
久々の再会だ。
私達は、1日目にバンタヤンという島に向かう予定だった。
しかし、会うなりすぐに、バンタヤンに今から行くのが難しいことを知らされた。
船の時間が間に合わないそうだ。
急遽、1日目はセブに1泊することになった。
宿もその場で友人が予約を取ってくれた為、泊まる場所の心配はなさそうだ。
時刻はお昼過ぎ。
宿までとりあえずタクシーで向かったのだが、タクシーの窓から見える景色が新鮮で眺めていて全く飽きなかった。
わたしは海外旅行は2回目なのだ。
1度目の海外旅行は、社員旅行で行ったハワイだった。
ハワイはthe 外国という感じで、テレビや写真で見たままの雰囲気だったが、フィリピンについては何もかもが新鮮でタクシーに乗っているだけでとても楽しかった。
途中、スラム街のような狭い道を通った時は、
麻薬の取引でもしてるんではないかというような風貌の人たちがたくさんいて、少し怖かった。
そして日本と違って、セブはタクシーがとても安かった。
宿について、びっくりしたのがトイレだ。
なんと、フィリピンのトイレは、トイレットペーパーが流せないのだ。
ゴミ箱に捨てる式らしい。
万が一流してしまうと、詰まってしまうことがあるようだ。
ベッドは大きいし、思ったより綺麗で、居心地の良い宿だった。
とりあえず少し休憩して、セブで1番大きいショッピングモールへ連れて行ってもらうことになった。
物価が安い為、ショッピングモールではたくさんのお土産を購入。
夜ご飯もショッピングモールでレストランに入った。
フィリピン料理が自分に合うのか少し心配はあったが、とても美味しかった。
肉料理が多かった。
2日目は早朝から移動で、バンタヤンに向かう予定なので早めに宿に戻り、シャワーを浴びて就寝。
明日から3日間、フィリピンでどのような景色が見ることができるのか、どのような経験ができるのか、ワクワクしながら。
人生初、1人で海外に行った時の話1
3年前の夏終わりに、わたしは1人でフィリピンへ行ってきた。
その時、海外に行くこと自体は2回目だった。
なぜ1人でフィリピンに行くことになったかというと、当時フィリピンに留学していた友人に誘われたからだった。
その友人は小学校からの同級生で、「夏休み、暇ならフィリピンにおいでよ!案内するよ。」と言ってくれたので、楽しそうだし、夏休み特にやることなんて決めてないし、行ってみようかな、と思いすぐ行くことを決めた。
今回行くのはフィリピンの、バンタヤンという島だ。
セブからバス、船を乗り継いで行くらしい。
決めたらすぐ、友人が航空券を取ってくれた。
向こうで滞在する宿なんかも、全て手配してくれて、案内もしてくれるようなので、わたしはただフィリピンに行けば良いという最高な旅だった。
出発の前日の夜まで仕事だった為、荷造りをしていたらもう出発する2時間前になっていた。
空港までは、高速バスで行くことにしていたし道中寝れるだろうと思い、一睡もせずバスに乗り込んだ。
初めて1人で海外に行くということで、わたしはとてもワクワクしていた。
同時に、きちんと行けるか、トラブルが起こらないか、不安もあった。
バスに乗り込み、空港についたら1人でゆっくり朝ごはんでも食べようかと考えていた。
時間に余裕をもって高速バスを予約したから、搭乗手続きまで1時間半ほどの空き時間があったのだ。
何を食べようか、成田空港のフロアガイドを見ながらわたしは寝てしまった。
起きて、周りを見渡すと、はて?人がいない。
先程まで周りにたくさんいた人たちがいなくなっている。
嫌な予感がした。
iPhoneを開き、時間を見ると、、、
「!?」
なんと、バスの到着目安時間より1時間半も過ぎているではないか。
『まもなく第3ターミナルに到着します』というアナウンスとともに、わたしは降りる準備を始めた。
わたしが乗り込む飛行機は、第3ターミナルだった。
これがもし、第1ターミナル、第2ターミナルだったら、寝過ごしてしまったことになる。
第3ターミナルに着き、運転手のおじさんからスーツケースを受け取り、すぐさま搭乗手続きをする場所へ走って向かった。
なんとか間に合ったが、かなりギリギリだったようで、受付をしてくれたお姉さんも早口で手続きを進めてくれている。
手続きが終わると、「荷物の中をチェックします。もし問題があればアナウンスでお呼びしますので、10分程はここから離れないでください。」と言われた。
わたしは、大変なことを思い出した。
ネットで前もってWi-Fiを予約していたため、第1ターミナルまでWi-Fi機器を取りに行かなければならないのだ!
「あの〜、今から第1ターミナルにWi-Fiを借りに行く予定なのですが、間に合いますかね?」
受付のお姉さんに聞くと、「なんとも言えないですが、難しいかもしれません。第1ターミナルまでは距離があるので、間に合わない可能性が高いです。」
なんてことだ。
Wi-Fiが借りれなかったら、向こうについて友人と待ち合わせすることができないではないか。
最大のピンチだった。
どうしたものか、20秒ほど考えた結果、わたしは走り出した。
10分はここの場所にいてくださいと言われたが、わたしはきっと引っかかるようなものなど入れてはいない。
何度も何度も昨日の夜確認しながら荷造りしたのだから、絶対大丈夫、呼び出されることなんてない。
そう思い、第1ターミナルのWi-Fiを受け取りに行くことを選んだ。
空港の職員に第1ターミナルまでの行き方を聞くと、バスと歩きどちらか聞かれた。
バス!?そんなに遠いのか!?
バスだと、少し待たなければならないらしい。
徒歩だと、かなり距離があるらしい。
待っている時間などないわたしは、迷わず徒歩を選び、重たいリュックを背負いながら猛ダッシュ。
無事、Wi-Fiを借りることに成功した。
ついでに、両替も済ませて、完璧な状態だった。
朝ごはんを食べる時間も余裕もなかったが、とりあえずは出発できる。
入国審査を受け、いざ飛行機に乗り込む!という時に、館内放送で名前が呼ばれた。
恐る恐る名乗り出ると、預けた荷物の中に入れてはいけないものが入っているとのことだった。
わたしがあそこで10分待っていなかったから、乗り込む直前に呼び出されることになったのだ。
しかし、あそこで声をかけられていたら第1ターミナルまでWi-Fiを受け取りに行くことはできなかっただろう。
簡易的なパーテーションに囲まれた中で、男性と女性各1人ずつのスタッフに、「今ここで中を開けてください」と言われた。
開けて確認するが、何一つ目ぼしい物はない。
スプレー缶や持ち歩きの充電器など、預入荷物に入れてはいけないということは事前に調べていた為、スーツケースの中には入れずに機内持ち込み用の荷物に入れていたし、本当に心当たりがなかった。
ゴソゴソと荷物をほじくり出していたら、少し大きめな茶封筒が出てきた。
これなんだっけ、、?
あぁ、そういえばこれはフィリピンの友人のお母さんから預かった物だ。
会いに行くなら渡して欲しいものがある、と渡されていたのだ。
わたしが茶封筒を取り出した瞬間、スタッフの方が「それはなんですか?」と。
正直中身はわからなかった。
聞いてもいなかったし、聞かなくてもいいと思っていた。
ただ、怪しいものではないというのは確かだ。
素直に、友人のお母さんから預かったもので、中身はわからないと伝えたが、さらに怪しませてしまったようで、今すぐ開けてくださいと言われた。
預かったものを勝手に開けるのは、気が進まなかったが、中身を確認しないと飛行機に乗せられないと言われたので、渋々開けることに。
怪しいものではないと思ってはいたが、少しドキドキした。
結論、中身は持ち歩き用の充電器だった。
機内持ち込み用の荷物の中に入れることで、解決した。
やっと飛行機に乗れる。
初の1人で海外、中々波乱の幕開けだった。
ここ1週間の生活
ここ1週間、コロナウイルスのせいで全く遊んでいない。
朝起きて、支度をしてすぐ家を出る。
仕事中はマスクをすることになるため、メイクもほぼしない、眉毛だけかいてそれでおわり。
家からバス停まで約8分、全力で走ればなんとか5分で辿り着く。
余裕がある日は、YouTubeを観ながらバス停でバスを待つ。
バスに乗っている時間は35分程度だが、その間は寝て過ごす。
(わたしが降りる駅は終点だけど、過去に二回ほど寝過ごしてしまい、そのまま元来た道を戻ることになってしまって仕事に遅刻したことがある。
それからしばらくの間、駅に着く時間に目覚まし時計をかけて過ごした。
他の人の迷惑になるのですぐやめた。)
着いたら、職場までの道中にあるコンビニにてお昼ごはんを買う。
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、と3大コンビニ(わたしが勝手に思っている)があるが、わたしは断然セブンイレブン派。
食べたいなと思える、好みの商品が必ず置いてあるのだ。
お昼ご飯を買った後、職場に着き、普段通りの仕事が始まる。
そして仕事が終わると、自粛ムードの為、飲みに行ったり寄り道をせず帰ることになる。
帰りのバスはYouTubeを観て過ごす。
家に着くと、夜ご飯を食べ、YouTubeを観ながらゴロゴロタイムを過ごし、お風呂から出て、YouTubeを観ながら寝落ちする。
ここ1週間のわたしの生活は、YouTube漬けだ。
コロナが流行る前は、仕事終わりに飲みに行ったり、休日に友人と出かけたり、割と充実している生活をしていたのに、今は出かけられないから仕方ないが、本当につまらない。
休日のために、仕事を頑張っているようなものなのに、休日の楽しみが奪われると、一気に仕事のやる気が低下。
早くコロナがおさまらないものか。
明日はスーパームーンらしい。