後悔することが怖い
私は今人生の岐路に立っている。
二十歳の時入社して、5年半働いてきた職場を辞めようとしている。
これまでも辞めようとしたことは何回もあった。
それこそ、1年目の最初の3ヶ月は毎日辞めたいと思っていたし、1年が経つまでは、3日に一度は辞めたいと思っていた。
せめて1年は続けようと必死に働いていたら、気づけば5年と半年が経っていた。
漠然といつかは辞めると思いながらも、なんだかんだここまで働いてきて、ようやく後輩もでき、居心地の悪くない立ち位置まで来てしまった。
何故、私は辞めたいのか。
1番の理由は、時間である。
何より、無駄な時間が多いのだ。
その時間をもっと他の有意義なことに使いたい、そう思ったからだ。
ただ、5年半働いていると、情が生まれるし、恩だって感じている。
私が辞めることによって、職場のみんなに迷惑がかかるし、仕事が増え、大変な思いをさせてしまうかもしれない。
しかし、これは私の人生なのだ。
他の人が困ろうが、私の人生なのだから好きにすればいい。
ただ1つ怖いのが、後悔する事だ。
今はこんなに辞めたいと思っていても、辞めた後に辞めなければよかったと後悔することがもしあったら、と考えるととても怖くなる。
この数日は、後悔するかしないかを天秤に掛け、自分なりにたくさん悩んでみた。
思い返してみると、今までの人生でしてきた後悔のほぼ全てが、やらなかったことへの後悔だった。
何かをして、しなければよかったという後悔より、何もしなかったときの、あの時しておけばよかったな、という後悔の方がたくさんあった。
私ももう20代前半が終わり後半に差し掛かっている。
自分の人生を見つめ直し、今後どうやって生きていくか、真剣に考え始めなければいけない歳になる。
きっと、人生はあっという間なのだから、これ以上後悔している暇はない。
こういう時は自分の直感に従うのが1番良い。
自分を信じて、突き進むしかないのだ。