タイムマシンにのるなら過去に行くか未来に行くか
人生で一度はこの話で盛り上がったことがあるのではないか。
わたしは絶対に『過去』に行く。
特にやり直したいことがあるわけでもない。
いや、無いと言ったら嘘になるが、過去に戻ってまでやり直したいとは思わない。
あの時こうしていればよかったなと思うことは多々あるけど、、、
わたしはとてもいい人生を過ごしていると思う。
それなりに友達もいたし、それなりに好きな人と付き合ったりすることもできた。
学生生活だってずっと楽しかった。
だからこそ、戻りたいのだ。
戻って、過去選んだ道と同じ道を選びまくって、もう一度楽しかった自分の人生を味わいたい。
ただ、『未来』に行ってみたいと思ったことも何度かある。
何かに迷った時は、どちらの方がいいか一度未来の自分をみてみたいと思った。
まぁでも『過去』か『未来』かどちらか選ぶとしたら、『過去』だ。
わたしは映画を観るとき、ネタバレを先に見てしまうことがたまにある。
先が気になりすぎるあまりに、せっかく観てる映画を一時中断してまでも、オチを知ろうとしてしまう。
映画を観続けていれば必ずわかるのに、わざわざ先に調べてしまう。
不安でドキドキする状態が続くのが、苦手なのかもしれない。
かと言って、スリルのあるどんでん返しのラストがあるような映画が嫌いなわけではない、むしろどんでん返しが好きだ。
なぜだろうと考えたが、きっとわたしは早く安心したいのだ。
結果がわかって観る分には、安心して観ることができる。
安心するために先にネタバレをみてしまうのである。
この先どんな試練が待ち受けているのか、どんな楽しいことがあるのか。
はたまたいつ死ぬのか。
自分の人生を安心して生きるために、『未来』にいく、というのもありなのかもしれない。
いや、でも先が分からないからこそ楽しくて、未来がわからないからこそ今を一生懸命に生きなければならない。
やはりタイムマシンに乗るなら、わたしは『過去』に行きたい。
しかし、思い出というものは少々美化されているものだ。
今戻っても、自分の思っていたような過去ではないのかもしれない。
思い出だからこそ、輝いていて、素敵なものに感じるのかもしれない。
タイムマシンなんていらない。
今を一生懸命生きれば良いのだ。
でも、いつだって過去の自分を誇りに思えるような、そんな今を生きたい。
そう思った今日この頃。